信州・伊那谷 幸せあふれる桃畑

桃にこめた想い

この桃を、これからも毎年ひとつでも食べられたら、それだけで幸せ。

そんな想いが胸に浮かんだのは、前の園主だったおじいちゃんが
「畑をやめる。全部抜いてしまう」と言ったときのことでした。

自分に桃畑なんてできるわけがない。
最初は、誰か代わりにやってくれる人を探していました。

けれど、気づいたら私が畑に立っていました。

最初の年は、畑の半分に農薬をまき、もう半分は無農薬で育てて比べてみようと思いました。
ところが、農薬を背負って散布したあと、体にじんましんが出てしまったのです。

「こんなものを食べものに撒くなんて、自分にはできない」
そう思い、それきり農薬をやめました。

最初の年は、カブトムシやクマンバチがやってきて、
桃の実はどんどん食べられ、ほとんど収穫できませんでした。

それでもあきらめきれず、出会ったのが「道法スタイル」という自然の流れを大切にする農法です。
ご指導を受けながら剪定を学び、硫黄液や銀杏液などを使って自然なかたちで防除を行いました。

桃が“自分で自分を守る”力を引き出すように、ホルモンの流れを整える剪定を重ねました。

すると、翌年にはたわわに実がなったのです。
あまりの実りに、うれしさより驚きの方が大きかったことを覚えています。

販売の仕組みもなかったので、とにかく「もったいない」と思ってジャムにしました。
そうして生まれたのが、2020年にインターナショナルテイストインスティテュートで
優秀味覚賞をいただいた、あの桃ジャムです。

桃が教えてくれたことは、数えきれません。
これからも、この畑と、桃と、ともに生きていきたいと思っています。

美味しい桃ジャムができました!

桃が喉を通り過ぎ、ハートのチャクラでふわっと身体中の細胞のひとつひとつに広がり、満ちていく体験をしました。
ひとくち一口を特別なものとしてみなさんにも味わっていただきたいです。
特別と思える日常を生きていけたら最高ですね🍑

詳細はこちらをご覧ください

桃の焼き菓子セット完売しました!

桃パイ・干し桃と洋酒のビスコッティとあわせて、10月1日より販売はじめた
桃の焼き菓子セットは、11月21日に完売となりました。
ありがとうございます!

命の法則を大切にして桃の木を育てています
~道法スタイル~

植物ホルモンの流れや働きを意識し、剪定や摘果、芽かきを行っています。
剪定の際の枝の切り方ひとつでも植物ホルモンの流れが変わります。美味しい実がなるのか、葉っぱばかりになるのか、強い根が生えるのか、病気になりにくい強い木に育つのか。
作業のタイミングを見極め地球の引力、重力、遠心力なども意識して、木の生命力が、美味しい実をつける、そんな果樹園すべく日々、木と対話しています。

果樹園の桃はすべて無肥料で育て除虫・病気対策は、銀杏発酵液や硫黄などの天然農薬(笑)を使っています。

2023年 有機JASの認証をとったこともある白鳥のじいちゃんの畑を譲り受けました。
「こんなに美味しい桃、いままで食べたことない!}と感動した桃のなる果樹園です。
昨年は、なつき・あかつき は少々食べることが出来たものの黄金桃と川中島白桃はほぼ食べることができませんでした。
年末のせん定から本格的に道法スタイルに切り替えたところ、2024年は大豊作!
ジャムの販売までできるようになり、道法スタイルに切り替えてよかったな♪と思っています。



「様々な人が集まり、自分を活かせる場所をつくる」をコンセプトに赤い羽根共同募金助成金にて運営資金を一部まかなっています。