独身女性が田舎に移住する場合の土地の選び方
都会でバリバリ働く貴女は、住まいを選ぶ時、なにを基準にしていますか?
わたしが都会に住んでいる時の住まい選びのポイントは
都会の場合
交通の便の良さ
最寄りの駅から自宅までの距離
電車の本数
終電の時間
コンビニ・スーパーが近くにあるか
治安の良さ
女一人でも安心して歩けるか
街灯は明るいか
人の往来はあるか
など、でした。
しかしですね、田舎暮らしをしようとすると、判断のポイントが全く違ってくるのです。
田舎暮らしの場合
交通の便のよさ
田舎は、車社会。電車に乗ったことがない人も多いです。
したがって、判断基準は「車での便のよさ」
〇生活道路として崖っぷちの道や狭い道はないか?
〇道路の雪かきは、地域でしてくれるのか?(雪国の場合)
〇駐車場から道路まで自分で雪かきできるか?(雪国の場合)
道が狭くては、方向転換ができなかったり、対向車に立ち往生してしまったりする可能性があります。
雪については、朝起きたら、ドガ雪が積もっていて、時間雪かきをしてやっと車を出せた、なんて話をきいたことがあります。
治安のよさ
〇なにかあって叫んだ時、聞こえる範囲に民家があるか?
〇熊が出没する地域ではないか?
というように都会と田舎では同じ「交通の便」「治安の良さ」という言葉でも
チェックする内容が全然違います。
わたしの住む集落は、大家族が多いです。昔ながらの家族の形で、みんなで役割分担し、助け合って暮らしています。
しかし、女性の一人暮らしとなると、いざという時に心細いこともあるでしょう。
移住者仲間や集落の方々など、助けてもらえる人がそばにいると心強いです。
田舎ならではの土地選びのポイント
それは、天災が発生する危険が少ない地域を選ぶということです。
水害による土砂崩れがおきやすい地域か
鉄砲水がでやすい地域か
など、都会に住んでいる時は、考えてもみませんでした。
実は、先日、集落の自主防災で、災害発生の可能性のある地域を歩いてまわったのです。
川の上流をたどって山に入りました。
倒れそうな木が数本ありました。
これらが倒れて川を堰き止めると、小さなダムになって
決壊すると鉄砲水がでるそうです。
大雨が降ると山からの水が流れるルートが決まっていて、その周辺では、大雨の時には、いつでも避難できるように準備しているとか、水びたしになるので、作物をつくれない畑があるということも知りました。
田舎がすべて危険なのではなく、危険なポイントがあるということで、
どこが危険なのか、地元の方にきいて、住む場所を選ぶことは、本当に大事だなぁ、と思いました。
都会は、独身女性にとって住みやすい場所です。
モーニングやランチを食べる場所はたくさんありますし、仕事が終わって、深夜に食べて帰ることもできます。
田舎では、モーニングを食べる場所はないですし、深夜に食べる場所もありません。
しかし、都会で食べるのとは比べ物にならない美味しい野菜を食べることができます。
自家菜園や庭づくりを楽しむこともできるでしょう。
あこがれのスローライフ・・・のはずが、選ぶ土地を間違えると、自然との闘いになってしまいます。
せっかく田舎に移住して自然に囲まれて暮らすなら
自然とうまくつきあって、豊かな時間を過ごせるように準備していただきたいと思います。